若かったり忙しかったり多忙だったりするとつい疎かになりがちな睡眠

睡眠はとても大事なものです

体の疲れを取る・壊れた組織を修復する・体内に入ったウィルスや雑菌をやっつける・記憶の整理定着・食べたものの消化や同化排泄解毒・成長期であれば体の成長・・・どれも主に睡眠中に行われるものです

風邪に寝養生とはよく言ったものです

どんなに優れた治療を受けても寝なければ治りません

睡眠は時間と質が大切です

まず時間ですが一般的に睡眠はREM睡眠とNREM睡眠(深い眠りと浅い眠り)を交互に繰り返しますがそのサイクルは平均すると約９０分といわれています

どこか体に不調があって治そうとするならば少なくとも５サイクルの７時間半くらいが必要になります

もちろん入院環境に近い６サイクル９時間も寝られれば大概のケガも病気も極度の疲労もかなり改善します

では４サイクルの６時間の睡眠ではどうかといいますと概ね現状維持程度と認識していいと思います

３サイクルの４時間半ではどうか…これは続けていると確実に体が壊れていきます

筋肉も硬くなりますし病気も治りにくくまた心筋梗塞を起こすリスクも明らかに増えてしまいます

また肝臓にも負担がかかるため酒を飲んでいなくても肝機能の低下を引き起こします

そして環境ですが基本となるのは遮光と遮音です

夢に周りの音やちょっとした刺激などが反映されることでもわかるように眠っていても脳は活動していますのでちょっとした音や光…例えば冷蔵庫のサーモスタットが作動して動き出した時の小さなブーンという音や近くを走る車の音・窓から差し込む街燈や車のヘッドライトのあかりなどは睡眠を邪魔してしまう代表的なものです

それと充分な寝返りが打てるスペースも体液の偏りを防ぎ起床時の筋肉のこわばりを防ぐのに必要です

またいわゆるゴールデンタイム…22:00から02:00までの間、特に24:00前後は眠っていると多くの成長ホルモンが出ます

成長ホルモンは成長期の子供だけでなく大人でも必要なものですので可能ならばその時間に寝られれば理想的です