むくみの病態

浮腫部を起こしている部分は感染が起こりやすくなっています

肺浮腫は肺炎の初期像であり脳浮腫は脳圧亢進症を起こし頭痛・嘔吐・痙攣・視力低下などの脳圧亢進症状を呈します

喉頭浮腫など気道の浮腫は呼吸困難を起こし心嚢水症は心不全・多量の胸水は呼吸障害となります

（※腹腔・胸腔・心嚢などの体腔にリンパ液がたまった状態を腔水症と言いそれぞれ腹水・胸水・心嚢水症と呼ぶ）

むくみ対策

全身性か局所性か見極める必要があります

全身性の場合は尿検査・血液検査・心機能検査や心エコー検査・内分泌の検査などをし原因を特定しなければなりません

局所性の場合も静脈造影やリンパ管造影などが必要なこともあります

浮腫はその原因に応じた治療を行って原因がなくなれば余分な水分は吸収され元に戻ります

また検査の結果疾患が見当たらなければ歩幅を大きめにとったウォーキングや室内での階段の上り下りやつま先立ちなど筋肉を鍛えること

またマッサージや着圧ソックスやサポーターなどの使用で改善する場合も多くあります